強度近視
強度近視の症状例
- 中心部がゆがんで見える(歪視)
- 視力が低下
- 視野の一部に見えないところがある(視野欠損)
- 視界の中心辺りが暗く見える(中心暗点)
- 目がかすむ、ぼやける


強度近視とはどんな病気?
近視の中で、特に度数が強く、眼軸長が長いものを強度近視といいます。


目安として、目を細めたりしないで自然に見て遠くから指を近づけたとき、指がはっきり見える距離が11cmより手前の状態のことです。
強度近視の方は他にも網脈絡膜萎縮、近視性牽引性黄斑症、緑内障の始めとする視神経症などの異常が発生する確率が高いので、自覚症状が軽くても定期的な眼科受診をお勧めします。
強度近視はどのような人に多いの?
近視の強い方に多いです。
男性よりも女性に多く、高齢になるほど多いとされています。
また、視覚障害者の原因疾患の第5位となっています。
第1位 | 緑内障 |
---|---|
第2位 | 糖尿病網膜症 |
第3位 | 網膜色素変性 |
第4位 | 黄斑変性症 |
第5位 | 強度近視 |
強度近視の検査方法
眼底検査
眼底の状態をスキャンして調べます。
光干渉断層計(OCT)
近赤外線を利用して網膜の断面の状態を調べます。網膜のむくみや新生血管などが観察できます。
強度近視の治療方法
抗VEGF療法
抗VEGF療法は、VEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射することにより、脈絡膜新生血管の成長を抑制する治療法です。
当院では、大学病院から網膜専門医を招聘して診断を確定し適切な薬剤選択をしております。
また、診断が難しい患者さんは大学病院に紹介して高度な検査を受けて頂いています。