糖尿病網膜症 とうにょうびょうもうまくしょう
症状例
ある程度網膜症が進むと・・・
- 急に視力が低下
- 飛蚊症(蚊のような小さな虫が飛んでいるように見える)
- 物がゆがんで見える(変視症)
- 見たい部分が不鮮明に見える(コントラスト感度低下)
変視症
コントラスト感度低下
糖尿病網膜症とはどんな病気?
糖尿病で血液中に糖分が多いと血管が傷んできます。網膜の血管があちこちつぶれてきて、眼底出血します。多少進行しても自覚症状はありませんが、さらに進行すると大出血を起こし、急に見えなくなります。ですから、糖尿病の方は眼底の定期検査が必要です。
また、大出血を起こさないまでも、網膜が水ぶくれを起こして視力が下がることがあります。水ぶくれを起こしたまましばらく放置すると治療しても視力が戻らなくなります。
糖尿病網膜症の眼底写真
網膜静脈閉塞症はどのような人に多いの?
糖尿病を発症している方。
糖尿病患者の約15%~40%が糖尿病網膜症にかかっていると推定されています。
糖尿病網膜症の検査方法
眼底検査
眼底を撮影して出血、白斑の有無を確認します。
網膜の断面の状態を調べます。網膜の水ぶくれやむくみを発見できます。
糖尿病網膜症の治療方法
軽い出血の場合(単純性網膜症)は内科の先生と連絡を取りながら数か月ごとの経過観察になります。
進行した糖尿病網膜症の場合はレーザー治療、外科的治療(硝子体手術)が必要になります。
黄斑浮腫を伴う場合は抗VEGF療法や外科的治療(硝子体手術)が必要です。
ステロイド薬(眼内への注射)
ステロイド薬は、炎症を抑えたり血管から水分が漏れ出てきやすい状態を改善する物質です。
この薬剤を眼球の中(硝子体腔)などに注射することにより、黄斑浮腫を抑えます。
レーザー治療
レーザーにて網膜を焼き固めて水分を溜めないようにします。
外科的治療(硝子体手術)
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